《英語上達への道》①

お久しぶりです。オフィスのYukaです。

突然ですが、英語って使えると便利ですよね。現代の日本では、小学校の頃から英語の授業が始まり、長年必須科目として成績にも関わってきます。

多くの人が中学・高校の計6年間お付き合いのある英語ですが、英語が得意な方はどれだけいらっしゃるでしょうか?社会に出た後、学習したことが役立つシーンはあったでしょうか?

 

一般的によく耳にするのは、「日本人は読めて書けるが、話せない。」です。

 

私も今でこそ英語を使って仕事をしており、特に不自由することなく、時々喧嘩(!?)するまでになりましたが、ずっと英語を話すことは苦手でした。

 

一方で、一般的な日本人のように英語の読み書きは得意で、学校のテストでも常に高得点を取ることができていたので、成績は良かったです。

ただし、英語の成績が良いからといって、必ずしも「英語を話せる」訳ではありません。

 

この機会に、英語で話すことへの苦手意識が消えたのはいつごろだったのか、振り返ってみました。

 

英語との出会いは、幼稚園時代に遡ります・・・某英会話スクールに通い始め、小学校卒業まで通いました。その後、私立中高一貫校へ入学し、その内1年間をニュージーランドで過ごします。

留学をしたので、「ここで喋れるようになったのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。残念ながら、この留学では「喋り方がわからない〜」という負のスパイラルに巻き込まれ、結局リスニング力や話し方の勘のようなものは得て帰国しましたが、話すことへの苦手意識は払拭できませんでした。寧ろ「なんで留学したのに話せないんだろう?」という疑問を抱くようになります。(リスニングについては、NZが多民族国家のため、色んな発音が聞き取れるようになったのが利点です!)

 

帰国後、大学受験勉強が始まり、その時に転機が訪れます。

英語の授業を担当されていた先生が、「君たちは英語のネイティブじゃないから、今からネイティブにはなれないよ。だけど、僕ぐらい上達することはできる。ネイティブは文法やボキャブラリーを学ばなくても理解しているけれど、君たちはそれを学んで身につけることで上達できる。」とおっしゃられ、「なるほど・・・」と深く納得したことを今でも覚えています。

英語を話せるようにはなりたいけれど、どう進んでいいか迷子だった私にとって、方向性がハッキリとした瞬間でした。

 

そこで真面目な私は、せっせと文法とボキャブラリーの学習をします。また、そうすることで受験勉強にも繋がり、一石二鳥であることが分かりました。

 

ここまでの過程を振り返ってみると、学ぶ時間<Input>が多くを占め、実践する時間<Output>はほぼありませんでした。実践の場が限られていたことで、留学中もせっかく学んだ英語の使い方が分からず、それが話すことへの苦手意識に変わっていったように思います。

 

大学生になり、またまた転機が訪れます。

入学した学部は帰国子女も多く、英語の講義が多い学部でした。必然的に単位を取るために、英語を話さないといけない場面が多くなり、<Output>の場が急増しました。

しかし、私は話すのが苦手・・・でも単位を取らないといけない・・・

周りを見るとスラスラ回答している子がたくさんいて、「ふーん、そうか、そう言えば良いのか。」と、学ぶ場面が多く、そして聞いて覚えたそのままを真似して言ってみることにしました笑

初めは恐る恐るでしたが、話さないと単位が取れない切迫した状況では、そんなことも言ってられません。どんどん英語での発言が増えてくると、どんどん楽に英語が出てくるようになりました。また、言いたいことを文章にする時に、受験勉強の際に培った文法やボキャブラリーも役に立ったと思います。そして何よりも、【同世代の子】が話している英語は、実際にコミュニケーションに使われる生きた英語で、それを真似したことが「話しやすさ」のコツだったと思います。

そしてこの時、初めて「英語が使える」と実感することができました。

 

ようやく英語を話すことへの苦手意識を払拭することができたのですが、大学を卒業すると<Output>の場に限らず、「学習すること」を卒業したので<Input>の場も無くなってしまいます。

 

長くなってしまったので、続きは第2話へ・・・

第2話もお時間のある時に読んで頂けると幸いです。

 

Yuka

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